ただいま行っているリノベーション工事で
壁を剥がしたところ、なんと土壁が現れました。
しかも赤い壁です!
なぜならここは赤土がでる島原半島。
この土地特有の土質ですね。
もうこんな手の込んだ時間のかかる作り方なんてそうそうできません。
昔はどこも当たり前で
家を建てるとなれば、農家の人たちは人夫として加勢していたそうです。
土はどこにでもふんだんにある素材。
その土と藁を混ぜてできた壁ですが、、、
なんとも美しい。自然に割れた表情。
壊したり隠してしまうのは簡単ですが
できたら活かしたいですね。
今作るとなると恐ろしい単価になってしまいます。
当時の人たちの想いが詰まった壁。
当時の人たちがちゃんと作ってくれた壁に敬意を表して。
なんとか美しくこの壁を活かしてみたいと思います。
どこか一部でもいいので活かせたら
素敵な家がまた長崎に一つ増えることになります。
しあわせで素敵な家がもっともっとこの長崎県に増えていきますように。