【諫早より】素材と対話しながら素直につくること

住み方からクライアントさんと一緒に考えながら
幸せな暮らしを提案するシムコノイエです。

 

無理やり何でもかんでも綺麗にしてしまうのには反対です。
だって味気ないのってつまんないじゃないですか?

 

リノベーションでは、壁をはぐと以前の下地が出てきます。

 

場合によっては、そちらの方が美しかったり。。。

 

例えばこの壁

 

 

壁紙を剥がしたら綺麗なコンクリートの壁。

しかもツルツルしていて、グレーの色合いというか
手仕事の雰囲気がなんとも言えない味を醸し出しているではないですか!

 

 

これは隠してしまうのはもったいない!

 

せっかくなら素直にこの壁を活かしましょう!

ということで、現場でクライアントさんと
この気持ちいい雰囲気を残すことにしました。

 

デザインなんてしなくても
年季の入ったその建物自体がしっかりと
デザインしてくれています。

 

ただ素材との対話をして引き出すだけでいい

 

もちろんそれはスキルやインスピレーションがいりますが
幸いそんな建物たちとの対話で彼らが教えてくれる
こともたくさんあります。

ありがたい限りです。

 

しかし残すとはいえ、
元の接着剤がベタベタになっているではないですか。

それを拭き取る作業もなかなかシビアでしたが
出来上がったらとっても綺麗に。

 

何より他の白い壁との対比がとても綺麗で
コントラストが効いていて素敵な感じに仕上がりました。

 

こんな壁に出会えたことに感謝!